検診は健康管理の第一歩
生活習慣病は日常の不健康な生活習慣、とくに食生活や運動不足が大きく関係しています。はじめのうちは自覚症状がないことが多いため、症状があらわれたときには病気がかなり進行していた、ということも多くあります。病気の予防と早期発見のためには、定期的に検診を受けることが大切です。
健診結果の読み方・活かし方
検診結果が「異常なし」だった場合
- 検診で「異常なし」と診断されても、絶対に大丈夫というわけではありません。とくにごく初期の病気は検診でも発見できない場合もあります。身体の調子が悪くなったら、きちんと医療機関を受診しましょう。
検診はあくまでも今の健康状態をチェックするものです。今は「異常なし」でも、1年後、2年後も異常なしとは限りません。定期的に検診を受けて、自分の健康状態をチェックしておきましょう。
検診結果が「軽度な異常」「要経過観察」だった場合
- 日常生活に支障はありません。しかし、基準値からは外れているため、経過観察が必要です。早めに生活習慣を改善した方がよい場合もあるので、できればかかりつけの医師や保険医に相談してください。
心配のしすぎはよくありませんが、今後の検診でもこの項目に留意する必要があります。
検診結果が「要精密検査」「要二次検査」だった場合
- 検診の結果「再検査が必要」と判定されたときは、すみやかに再検査を受けてください。もう一度くわしく調べてみないと正しい判断ができない状態なので、再検査になったからといって、必ずしも「病気だ」というわけではありません。
検査の結果、生活習慣病が見つかった場合でも、早期発見できればそれだけ治療が楽になります。
検診結果が「要医療」だった場合
- 検診の結果「治療が必要」と判定されたときは、必ず通知に従って医療機関を受診してください。放置しておくと、重症化や合併症によって日常生活に支障が出たり、治療が困難になることがあります。
生活習慣病の治療には、薬のほかにも食生活などの改善が必要になる場合がほとんどです。早めに医療機関を受診して、医師のアドバイスを受けましょう。
検診結果は大切に保管してください
検診は受けて終わりではなく、その経過を比較してはじめて活かされます。以前の検診よりも数値が悪くなってきている項目があれば、早めに生活習慣を改善することが大切です。そのためにも、検診結果はきちんと整理し、保管しておきましょう。
参考リンク
検査でこんなことがわかる